2013.11.02
ときわ路パスの旅


茨城県内のJR・私鉄を2000円ポッキリで周遊できる「ときわ路パス」
茨城生まれながら未だ乗車したことのない路線も数多くあるので、思い切って乗りつぶしてくることにしました。

「ときわ路パス」は茨城県内でしか購入できないフリーきっぷなので、取手までは自費でいきます。
取手から旅のスタートです。



@ 関東鉄道 取手 7:37 → 守谷 7:55
A 関東鉄道 守谷 8:00 → 下館 9:00
正規料金: 1460円

1番手は常磐線取手から水戸線下館を結ぶ「関東鉄道」に乗車します。
茨城県の南と西を結ぶ路線であるため、北に住んでいた自分としてはまったく縁のない路線です。
「関東鉄道」はディーゼル車ですが、取手〜水海道間は複線になっています。
そのため取手方面からは「水海道止」が多く、「下館」まで行く列車は絞られます。

水海道から先の単線区間は両側の車窓が田園風景一色で、遠くに筑波山も眺めることができます。



B 水戸線 下館 9:10 → 水戸 10:10
正規料金: 950円

下館から水戸線にのり、水戸に向かいます。関東鉄道は南北へ進む路線ですが、水戸線は東西へ進む路線です。
水戸線も単線であり本数も1時間に1本〜2本程度です。ただし、水戸線は「友部止」「水戸止」「いわき止」と、まれに常磐線に
乗り入れる列車も存在します。今回乗った列車も「いわき止」であるため、水戸まで乗り換えなしで行くことができます。

水戸でいったん下車し、金券ショップで「フレッシュひたち自由席回数券」を購入します。
この回数券は常磐線特急を利用するうえで、非常に割引率が高くおとくな切符です。
通常、「水戸→上野」の自由席特急券は1300円ですが、このきっぷは4枚で2800円。1枚あたり700円で約半額です。
常磐線は高速バスとの競争が激しいため、他の路線よりもとりわけ割引率が大きい切符が販売されているのです。

ただし以下の制約があります。
・スーパーひたちには乗れません。フレッシュひたちのみ乗車可能。
・有効期間は1か月。

勝田以南だとフレッシュひたちは毎時1本あり、かつ所要時間もスーパーひたちより15分くらいしか差がありません。
(普通列車と特急列車は約1時間くらい差が出ます。)

1か月以内で使いきれない場合は、初めから金券ショップで購入するのがベストです。正規料金よりも格段に安いです。
(今回は1枚900円で購入できました。正規より400円安いです。)



C 鹿島臨海鉄道 水戸 10:43 → 大洗 10:57
正規料金: 310円

金券購入後、鹿島臨海鉄道に乗車します。鹿島臨海鉄道は1度全路線を走破したことがあるので、今回は大洗で下車します。
水戸から大洗までは高架の上を走行します。単線であるため両脇の田園風景と遠くの景色が非常に見やすいです。

大洗で下車し、レンタサイクル(1回500円)で大洗の散策に向かいます。
1つ目の目的地は、「かねふくのめんたいパーク」です。

明太子ブランドのかねふくは大洗と愛知常滑に加工工場を設けているようです。てっきり福岡かと思っていましたが。
工場見学兼販売所みたいなところになりますが、ここは「無料スポット」が多い工場見学になっています。
飲み物無料(カップジュース)で、めんたいこ(切れ子)+めんたいこ寿司も無料で試食が可能。しかも1人何度でもOKなんだとか。

実際自分は5回くらいおかわりしました。
(※余談ですが、時間があまったので再訪問して、さらに3回おかわりしています。)



その後は回転寿司(お魚天国)での昼食。あんこうの季節であったため、寿司と味噌汁でそれぞれあんこうを堪能しました。
土曜の昼間なのに全然人がいませんでしたので、握りたてをいただきました。






昼食後は「大洗マリンタワー」へ。大洗を一望でき、しかも料金330円ととてもリーズナブル。
ただしこちらも人が全然おらず、自分が行ったときは貸切状態でした。
その割に景色はよかったです。眼下には大洗のフェリーターミナルがありますし、陸側は鹿島臨海鉄道の高架橋や大洗アウトレットなど。
はるか遠くには東海原発(運転停止中)も確認できます。テーブル席も用意されているので、330円の割にゆったりできました。




大洗はアニメ「ガールズ&パンツァー」の地元だそうで。秩父もあの花の舞台となっている街ですが、大洗はとにかくアニメ地元として
ノリがいい。観光名称には100%アニメ関連の商品が並び、ガソリンスタンドの外壁にアニメの壁画がかかれているほど。

ただやはり大洗も東北地震の津波の影響を受けたみたいで。かねふくや回転寿司では津波が到達した1.8mにラインが引かれていたり、
津波の写真等も飾られていました。中々貴重です。



D 鹿島臨海鉄道 大洗 13:03 → 水戸 13:22
E 常磐線○○○ 水戸 13:27 → 日立 13:57
正規料金: 310円+570円

2時間ほど大洗を観光したところで、水戸に戻り常磐線で日立に向かいます。
日立は高校時代3年間通学していましたが、この度駅が新しくなったために訪れることにしました。

日立駅は思った以上にきれいでした。また海が近く駅舎内から太平洋が一望することができます。カフェも併設されています。
駅周辺は昔と変わりありませんでした。時間があるのでシビックセンターの図書館で暇つぶしです。



F 常磐線○○○○○○ 日立 14:44 → 勝田    15:09
G ひたちなか海浜鉄道  勝田 15:15 → 阿字ヶ浦 15:41
正規料金: 570円+570円

日立を後にし、最終目的である「ひたちなか海浜鉄道」に乗車します。
単線のローカル線で乗車するのは初めてです。意外と歴史は古く、今年100周年なんだとか。
1両編成の車両は両脇のみならず、前後の風景も観賞できるため非常に楽しい。
終点「阿字ヶ浦」まで乗車しし、その後折り返しで勝田に帰ってきました。



H ひたちなか海浜鉄道  阿字ヶ浦 15:58 → 勝田 16:22
I 常磐線○○○○○○ 勝田    16:46 → 上野 18:07
正規料金: 570円+1450円(勝田〜取手間)

金券ショップで購入した「フレッシュひたち回数券」を使用し、勝田からフレッシュひたちで一路上野まで。
取手から先は勝田駅で事前に乗車券を購入しておき、帰路につきました。

ときわ路パスでの合計交通費は、述べ「6760円」。4760円(70%オフ)もお安く旅行できました。
その分を食事代や観光代に使い有意義な日帰り旅行となりました。



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