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2014.10.11〜10.13
3連休乗車券の旅
3日目


3日目は曇りです。段々と台風の影響が出てきました。上陸は夜頃なので、それまでは安泰です。




@ リゾートしらかみ 青森 8:10 → 十二湖 11:25
普通車指定席:520円
(乗車料金:2590円)

最初は、快速リゾートしらかみ号に乗って五能線を巡ります。

今日の編成は、ぶな編成です。
この編成の特徴は、他2つの編成と比べてボックス席の車両が1つ多く、座席の車両が1つ少ないです。

ぶな編成であることは事前に調査済みなので、座席タイプの車両を狙うために、
1ヶ月と1週間前の朝5時に起きだして、JRのネット予約に踏み切りました。

結果は希望の座席タイプではないですが、同じ番号のボックス席の窓側(A・D)が当たりました。

最低限、席は確保できたので、あとは座席の移動ができたら良かったのですが、
案の定満席でこれはもう無理でした。

なので今回はボックス席での、リゾートしらかみ旅となりました。


ここでちょっと裏話を挟みます。
ボックス席の窓側(A・D)が当たったのは、かなりの偶然かつ想定外にラッキーなことでした。

予約時に関して、窓側の席確保を大前提に取る形で、「A・D」で事前予約をしました。
2つのうち、どちらかが窓側席を確保できたら、その隣の席をもう1枚の指定券を変更して確保し、両隣を獲得する戦略です。

リゾートしらかみは「窓側」の価値が大きく、あえて「通路側」を指定する人はいないでしょうから、
最初の予約ができれば、あとの確保は簡単だろうと思っていました。
実際予約は両方ともにボックス席となり、見事目論見は失敗しましたが、
幸いなことに両方の席が同じ番号 かつ 窓側が確保できていたので、これはこれでOKという結論になりました。

P氏。狙ったわけではなく、たまたまぴったり一致したんです。これは。


ボックス席は席をカスタマイズすることができます。
通常の席タイプから、折りたたんでベッドタイプに変更などもできます。

ボックス席の他2名は、五所川原駅から乗ってきたので、
それまではベッドタイプにしてPさんと寝っ転がりながら、車窓を眺めていました。
横になって移動というのは、P氏と行ったあけぼの号での移動を思い出します。

季節は秋真っ只中で、線路沿いはりんご畑でいっぱいですが、明日は台風がやってきます。
これだけの大規模なりんご畑をすべて収穫するのは不可能なので、多少被害は出てしまいそうです。
一応、ビニールシート等が敷かれていて、落下しても商品にならない対策はしているようですが、なんとも切ないですね。

乗車しているリゾートしらかみは、普段の定期便が停車しない「千畳敷駅」に臨時停車します。
停車時間は15分もあるので、途中下車して「千畳敷」を観光することができます。

さっそく下車してみました。
昔、この上に「千畳の畳を敷いて宴を開催した」というところから名前が来ている千畳敷ですが、
実際、海水がしみ込んだ岩だらけのここは、でこぼこだらけ+滑るで、危なっかしい場所です。
若い我らでも注意しないと進めないので、ご年配の方は見るだけしかできなさそうです。





千畳敷を過ぎ、白神山地が見えてくると十二湖駅に到着です。
十二湖駅からは、青池行きの路線バスがありますが、今回は無料のシャトルバスを利用します。

このシャトルバスは、十二湖駅近くのアオーネという施設とのシャトルを担っていますが、
そのアオーネから青池まで行ける無料バスが運行されています。

ただし定期便なので、待ち合わせ時間が多少あります。
時間に余裕のある場合のみ使えると思います。
(時間のない場合は、素直に路線バスで向かった方がいいです。)

ちなみに、アオーネ行のシャトルバスに関しては、リゾートしらかみ号で来る場合なら、
ちょうどよい時間帯でやってきます。

アオーネで時間調整をした後、青池行の無料バスに乗り込みます。
山の中を通り、青池の入口となっている「キュロロ」の手前まで行きました。




キュロロは食事・土産点が併設されている、青池観光のスタート兼ゴール地点の位置づけです。
また青池まではアップダウンのある山道を歩いていくので、コインロッカーもあります。
重い荷物等は、ここで預けた方が無難でしょう。

さて身軽になったところで、青池まで向かいます。
青池までは案内図や看板があるので、これに従って進んでいきます。

実際の青池は、写真映り以上に「青い」池でした。
落ち葉が邪魔で、全部をはっきりと見ることはできませんでしたが、
手前の部分ははっきり見渡せます。

一応展望台みたいな所もあり、ここで写真撮影を行いました。





青池から先は、山道を通ってスタート地点のキュロロに戻れるコースが整備されています。
道路状況は整備されていますが、靴は登山用のものが望ましいですね。

周り一面を自然遺産のぶな林で囲んだ中を歩くのは、気持ちがいいです。
植物の宝庫で、いろいろ面白そうなものがたくさんありました。
森の中なので、1日中湿っているのか、コケ植物が大量に群生していましたね。

青池の先にあった池も青くなっていました。
途中、正規ルートから外れて、本当の山道をちょっと歩きましたが、こちらも中々冒険です。

山道を抜けて道路に出ると、立派な無料休憩所(トイレ付き)があります。
抹茶と菓子も頂けます。料金は手付金なのでいくらでも結構です。

この手付金は、青池周辺の環境整備のために使用されているそうです。
とりあえず100円入れておきました。





さて、キュロロに戻ってきて、コインロッカーから荷物を受け取った後は、
キュロロ→不老ふ死温泉までの路線バスに乗ります。

バスといってもマイクロバスのような大きさで、全員で10名くらいな規模です。
でもちゃんと料金表とか自動精算機とか下車ボタンはついています。

十二湖駅やウェスパ椿山駅を通過して、終点不老ふ死温泉に到着です。
キュロロからの乗車料金は800円。

到着するのは宿泊者用の玄関前なので、
日帰り入浴の際はここから5分くらい歩く必要があります。

不老ふ死温泉は、リゾートしらかみ号の車内にある「乗車証明書」を提示すると
割引を受けられます。(600円→400円)

また、帰る際にはリゾートしらかみ号の出発時刻に合わせて、
ウェスパ椿山までの無料送迎もあります。

こちらの予約は先着順で、温泉料金を払う際に一緒に予約してもらうのがベストです。


不老ふ死温泉は、内湯と露天風呂があります。
内湯は建物内部にありますが、露天風呂は建物の外、海岸沿いの目の前にあり、そこまでは徒歩移動です。

距離があるため、着衣して露天風呂まで歩き、そこで脱衣して、風呂に浸かるという方法を取ります。
なお露天風呂には脱衣かごしかなく、洗い場も脱衣所もありません。

あと日本海が近いのと、場所的に風が強いので、
脱衣時はものすごく寒いです。早く風呂に浸かりたいと心の底から思います。

露天風呂に入るにはルールがあり、以下の順序に従います。
@内湯に入って、身体を洗う。
A着衣する。
B移動
C露天風呂で脱衣する。
D浸かる。

不老ふ死温泉は黄色の泉質なので、白いタオルだと黄色くなってしまいます。
持参タオルの場合は、黄色を持っていくといいでしょう。

露天風呂は、本当に目の前が荒れ狂う日本海です。
あと風が強いですが、露天風呂が熱いので、ちょうど湯冷ましにはいい風になります。

これを何回か繰り返し、不老ふ死温泉を満喫しました。


帰りは予約しておいた送迎バスに乗り込み、ウェスパ椿山まで行きます。
ウェスパ椿山はJRのリゾート施設で、レストランや宿泊施設も併設しています。

また夕陽が美しいリゾート地として売り出しているようですが、
今日は生憎の曇り空で、夕陽は見られなかったです。残念です。




A リゾートしらかみ ウェスパ椿山 16:50 → 秋田 19:00
B 秋田新幹線○○ 秋田○○○ア 19:12 → 大宮 22:38
C 高崎線○○○○ 大宮○○○ア 22:44 → 赤羽 23:00
普通車指定席:520円+6730円
(乗車料金:10800円)

さて、3連休乗車券の旅も全行程が終了しました。
後は、無事に東京に帰るだけです。

最初のポイントは秋田新幹線が東京まで運行してくれるかどうかが心配でしたが、
秋田到着時は問題なさそうです。

秋田新幹線は大曲駅で進行方向が変わるので、秋田出発時は後ろ向きで出発します。
盛岡から東北新幹線に入り、高速運転になりました。
常に掲示板とにらめっこでしたが、何とか大丈夫な感じです。

在来線乗り換え口の大宮までは無事帰ってきました。
都内は大荒れかと思いきや、台風が過ぎ去ってしまったのか、風も穏やかで雨もありません。

ただ、ニュースでは過去最強クラスとか謳っていたので、
在来線はまったく人がいなかったですね。

何はともあれ、何事もなく家まで帰ってこれました。
いやー。本当に良かった。


【3日目:別料金 7770円】
(乗車料金 13390円)



とりあえずPさんといった3連休乗車券の旅はこんな感じでした。
大方予定通りのスケジュールなので、特に混乱もなく純粋に楽しめました。

3連休乗車券の使用で乗車券部分は「13390円」です。
3連休乗車券を使用しない場合では「29050円」だったので、【54%オフ】での旅行となりました。

【1日目:正規料金  7600円】(別料金:6270円)
【2日目:正規料金  8060円】(別料金:1900円)
【3日目:正規料金 13390円】(別料金:7770円)
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【合計:正規料金 29050円】(別料金:15940円)


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